minneやCreemaに出しているのに売れないのは、「場所の問題」ではなく「構造の問題」です。
プラットフォームだけに依存すると、露出・顧客・売上のすべてが不安定になります。
この記事では、依存すると売れない3つの理由を分解し、「なぜ拠点が必要なのか」をより具体的に理解できます。
読了時間:約7分(ハム先生パート:約2分)
ハム先生これは「売れる仕組み」シリーズの第2話ハム



最初から読みたい人は第1話から見てね
第2話
ハム先生



ねえ、前回さ、「拠点が必要」って話だったじゃん



そうハム



でもさ、minneとかCreemaって普通に売れてる人いるよね?



いるハム



じゃあ別にそれでよくない?



よくないハム



なんで?



まあハム、ここがポイントハム
「売れてる人」と「それに頼ってる人」は別ハム



・・・?



売れてる人はこうハム
・拠点を持ってる
・流入経路を持ってる
・指名で買われてる



・・・。



プラットフォーム頼みじゃないってことかな?



じゃあ頼ってる人は?



プラットフォームの中で「見つけてもらう前提」になってるハム



それダメなの?



ダメじゃないけど、不安定すぎるハム



・・・?



理由は3つハム
理由①:露出がコントロールできない



まず1つ目ハム



・・・。



「見られるかどうか」が自分で決められないハム



うぅ・・・。



検索順位
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全部アルゴリズム次第ハム



たしかに、急に売れたり止まったりするけど・・・。



原因わからないやつか?



そうハム
再現性がないハム
理由②:顧客が自分に残らない



2つ目ハム



・・・



「誰が買ったか」が資産にならないハム



・・・?



・フォロワーはプラットフォームのもの
・購入者も基本的に紐づかない
次に直接つながらないことが多いハム



でも、minnneとかでフォローされてるよ。



されてるハム
でもそれは「つながってる」じゃなくて「表示される可能性がある」だけハム



それ違うの?



違うハム
・必ず見てもらえるわけじゃない
・毎回思い出してもらえるわけでもない
・他の作品に流れることも普通にある



うぅ・・・。



リピーター作りにくいよね



フォローは関係じゃないハム
「偶然また見る可能性」があるだけハム
理由③:価格競争に巻き込まれる



3つ目ハム



・・・。



「比較される前提」になるハム



・・・?



・似た商品が並ぶ
・価格で比べられる
・差別化しにくい
横にならぶことになるハム



そうですね・・・。



目立つために安くするしかなくなるとかね。



・・・。



その通りハム



じゃあまとめると?



・見られるか運任せ
・顧客が残らない
・価格で戦う
この3つハム。



・・・。



それじゃ、安定しないよね



じゃあどうすればいいの?



前回の話に戻るハム



・・・。



拠点?



そうハム
依存しないための「逃げ道」を作るハム



・・・なるほど・・・
・プラットフォームだけに依存すると売上が不安定になる
・露出はアルゴリズムに左右される
・顧客情報が蓄積されない
・価格競争に巻き込まれやすい
・拠点を持つことで依存から抜けられる



じゃあその拠点って、どうやって作るの?



無料で作れるハム



え、無料?



無料って怪しいよな・・・



お金をかける必要はないハム



次はここハム
「無料でここまでできる理由」
補足:なぜプラットフォーム依存は不安定なのか
ここからは少しだけ理論の話になりますが、「なぜ依存すると売れなくなるのか」を理解するために重要な部分です。
前提:プラットフォームは集客装置である
前提として、minneやCreemaのようなサービスは、「人を集めるための仕組み」として設計されています。
多くのユーザーが集まり、商品が並び、選ばれる。
この構造自体は非常に優れています。
しかし、ここで重要なのは「販売者のための仕組みではない」という点です。
理由:全体最適で動くため個人はコントロールできない
プラットフォームは、全体の売上や回転率を最大化するために動きます。
そのため
・売れやすい商品が優先される
・新しい商品が優遇される
・反応があるものがさらに露出される
という設計になっています。
個人の意図ではなく、「全体の最適化」が優先されます。
分解①:露出は再現性がない
この構造では、露出は次のように決まります。
・検索順位は常に変動する
・おすすめ表示は固定されない
・一時的に伸びても継続しない
つまり、同じことをしても同じ結果になりません。
ここに再現性がありません。
分解②:顧客が資産にならない
さらに重要なのは、顧客との関係です。
・購入者情報は蓄積しにくい
・フォロワーは自分の資産ではない
・次回の接点が弱い
この状態では、リピーターを意図的に増やすことが難しくなります。
結果として、毎回新規集客に依存します。
分解③:比較環境が前提になる
プラットフォームでは、常に比較が発生します。
・似た商品が並ぶ
・価格で判断される
・差別化が難しくなる
この環境では、「選ばれる理由」が弱いと価格に寄ります。
結論:依存すると構造的に安定しない
以上をまとめると
・露出はコントロールできない
・顧客は蓄積されない
・価格競争が発生する
という構造になります。
これは努力の問題ではなく、環境の問題です。
だからこそ、依存せず「拠点」を持つ必要があります。



次回は、その拠点を「無料でどう作るのか」を具体的に解説するハム。
Parker, Geoffrey G., Van Alstyne, Marshall W., & Choudary, Sangeet Paul(2016)
“Platform Revolution: How Networked Markets Are Transforming the Economy and How to Make Them Work for You”
W. W. Norton & Company.
プラットフォームビジネスの構造と、参加者間の力関係を解説した研究。
Eisenmann, Thomas, Parker, Geoffrey, & Van Alstyne, Marshall(2006)
“Strategies for Two-Sided Markets”
Harvard Business Review, 84(10), 92–101.
プラットフォームが複数の利用者をどう最適化するかを説明した理論。
Varian, Hal R.(2019)
“Artificial Intelligence, Economics, and Industrial Organization”
National Bureau of Economic Research Working Paper.
アルゴリズムと市場構造が競争環境に与える影響を分析した研究。
行動は「きっかけ→行動→報酬」のループで形成され、単純な手順が継続を支えることを解説した研究。
