ハンドメイドが売れない原因は「センス」ではなく、「欲しい人とのズレ」にあることが多いです。
人は商品を見たとき、「自分に関係があるか」「自分に合っているか」を瞬時に判断します。
そのため、ターゲット・価格・使う場面が一致していないと選ばれにくくなります。
その結果、作品自体が悪くなくても売れない状態が起きます。
本記事では心理学やマーケティングの視点から、「センスがないから売れない」という思い込みを分解し、売上は才能ではなく“ズレの修正”で改善できることを解説します。
読了時間:約6分(ハム先生パート:約2分)
ハム先生これは「売れない理由」シリーズの第7話ハム



最初から読みたい人は第1話から見てね


第7話
ハム先生



ねえ、作品増やしてるのに全然売れないんだけど・・・。



それ、結構あるパターンだよね。



たくさん作れば売れると思ってたんですけど・・・。



その考えが一番多いハム。



え、違うの?



違うハム。
作品数を増やしても、売れるとは限らないハム。



じゃあどうすればいいの?。



先にやるべきことがあるハム。



先に・・・??



順番を間違えているハム。



順番・・・とは・・・??



わかってない・・・。



シンプルハム。
「作る前に決めること」があるハム。



はい?



・・・。



また、いらつかせてる・・・。



・・・。



・・・。



なんか食ってる・・・。



まずこれハム。
・誰に
・何を
・どんな場面で



あ~、はい。



それ決めてないまま作ってるよね。



・・・。



・・・。



飼い主・・・。



ようするに、ここが決まってないと、
どれだけ作ってもズレたまま増えるハム。



ズレたまま増えると言われましても・・・。



ま、在庫だけ増えるってことだよね。



・・・。



だから、次にやるのはこれハム。
・価格は合ってるか
・説明で伝わるか
・ちゃんと買える導線か



そんなことは考えてないよ・・・?



「いい作品=売れる」じゃないからね。



売れる状態を作るのが先ハム。。



じゃあ作品作るのは最後ってこと?



そうハム。
作るのは「最後でいい」ハム。



・・・



はい?意味がわからないんですが・・・?



設計してから作るってことかな?



そうハム。
ただ、多くの人はこうなってるハム。
・とりあえず作る
・とりあえず投稿する
・売れない



・・・。



・・・。



飼い主・・・やっとわかった・・・ハム?



・・・。



ま~チョロ、これは努力不足じゃないハム。
やる順番が違うだけハム。



順番・・・そんなに大事なのね・・・。



大事ハム。
先にやることを間違えると、全部ズレるハム。



じゃあ、何からやればいいの?



・誰に売るか決めるハム。
・売れる形を作るハム。
・それから作るハム。



ん~・・・



でもこれできてる人少ないよね。



ほとんどの人は、
・誰に向けてるかを決めないまま
・ なんとなく作品を増やして
・ 売れないまま止まってるハム。



あっ・・・。



まずは作るのをやめて、先に整えるハム



なるほどね。
・作品数を増やしても、売れるとは限らない
・売れない原因は「やる量」ではなく「やる順番」にある
・多くの人は「作る→投稿する」から始めてしまっている
・本来は「誰に売るか」を決めるのが先
・次に「価格・説明・導線」を整えて、売れる状態を作る
・その上で作品を増やすことで、初めて売上につながる
売れない原因は努力不足ではなく、「先にやるべきことを飛ばしていること」にある
まずは作品を増やす前に、「売れる土台」を整えることが重要



じゃあ、誰に売るかも決めて、設計もしたとして、
次は何を直せばいいんだ・・・?



次に多いのが「価格」ハム。



他を見て、適当に決めてた・・・。



適当はやめるハム。
合ってないと、それだけで売れなくなるハム。



最悪、安くすれば売れるかな~って・・・?



そこが一番よくある誤解ハム。
次回は「その価格、ほぼ確実に損してます」をテーマに、
正しい値付けの考え方を分解するハム。
補足:なぜ「先にやるべきこと」を間違えると売れないのか
ハンドメイドが売れない理由は、センスや技術の問題ではなく、「販売構造」にあることが多い。
その中でも特に多いのが、「何から手をつけるか」を間違えている状態である。
これは感覚ではなく、心理学や問題解決の観点からも説明できる。
人は「すぐできること」からやりがち
人は行動を選ぶとき、負担の少ないものを優先する傾向がある。
・今すぐ作れる
・今すぐ投稿できる
・考えなくても動ける
そのため、「設計」よりも「実行」を先にしてしまう。
しかしこの選択は、短期的には楽でも、結果として非効率になりやすい。
結果を決めるのは「上流」
売上を左右するのは、行動量ではなく「上流の設計」である。
・誰に売るか
・どう価値を伝えるか
・どう買わせるか
ここが曖昧なまま進むと、
・ズレた作品が増える
・反応のない投稿が増える
・原因が分からないまま続ける
という状態になる。
問題解決は順序で変わる
問題解決の研究では、
・問題の定義
・解決の設計
・実行
という順序が重要とされている。
この順番を守らない場合、
・何が問題か分からない
・どこを直せばいいか分からない
・改善が積み上がらない
といった状態になりやすい。
ハンドメイド販売で起きていること
・とりあえず作る
・とりあえず出す
・結果を見て落ち込む
・誰に売るか決める
・売れる形を作る
・その上で増やす
この違いは能力ではなく、「順番」である。
なぜ「作品数を増やしても売れない」のか
作品数を増やすこと自体は間違いではない。
しかし、
・ターゲットが曖昧
・価格が合っていない
・説明が弱い
・導線が不明確
という状態では、いくら増やしても結果は変わらない。
むしろ、ズレた状態が強化されるだけになる。
結論:作品数ではなく「順番」で売上は決まる
売上は努力量ではなく、「何から始めたか」で決まる。
つまり、売れない原因は「先にやるべきことを飛ばしていること」にある。



次回は、「その価格、ほぼ確実に損してます」をテーマに、正しい値付けの考え方を解説するハム。
Simon, Herbert A.(1977)
“Models of Bounded Rationality”
MIT Press.
人は限られた情報の中で意思決定を行い、最適ではなく「満足できる選択」を優先する傾向があることを示した理論。行動のしやすさが判断に影響することを説明する。
Newell, Allen & Simon, Herbert A.(1972)
“Human Problem Solving”
Prentice-Hall.
人間の問題解決は段階的に進み、問題の定義と解決手順の順序が結果に大きく影響することを示した研究。
Kahneman, Daniel(2011)
“Thinking, Fast and Slow”
Farrar, Straus and Giroux.
人の意思決定は直感的で負荷の低い「速い思考」に偏りやすく、複雑な設計や検討を後回しにしやすいことを解説した研究。








