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売れる人が最初に作っている「たった一つのもの」

要約

ハンドメイドが売れない理由は、作品や価格ではありません。

いいねはつくのに売れない
ショップはあるのに購入されない
改善しても結果が変わらない

この状態の原因は、「何を売るか」の前に作るべきものが欠けていることです。

それは、売れる人が必ず最初に作っている“たった一つのもの”。

本記事では、その正体と、なぜそれがすべてを決めるのかを構造から解説します。

読了時間:約5分(ハム先生パート:約1分)

このシリーズは順番に読む前提で作っています(全10話)
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ハム先生

これは「売れない理由」シリーズの第9話ハム

なお

最初から読みたい人は第1話から見てね

目次

第9話

ハム先生

なお

ねえ、売れる人って何が違うの?
作品がめちゃくちゃ良いとか?

ハム先生

うーん、違うハム。
もっと前の話ハム。

なお

前?作品作る前ってこと?

ハム先生

そうハム。
売れる人は、最初に「あるもの」を作ってるハム。

なお

食いながら聞くなよ・・・。

ハム先生

うまうま・・・。

たっくん

もったいぶるよな・・・。

ハム先生

・・・うまうま・・・。

なお

・・・で、何なの?

ハム先生

まあチョロ、売れる人が最初に作っているのは「誰に売るか」ハム。

なお

はい・・・?

なお

・・・いやいや、そんなの当たり前じゃない?
みんな考えてるでしょ。

ハム先生

考えてる「つもりが多いハム。

なお

・・・。

たっくん

・・・あっ・・・。

なお

・・・。

ハム先生

たとえばハム。
飼い主は、今の作品って誰に向けて作ってるハム?

なお

はい?自分の欲しいやつなんだけど?

ハム先生

それ、かなり多いパターンハム。

なお

え、ダメなの?

たっくん

まあ、ハンドメイドは自分が好きだから作ってる人多いよね。

なお

ですよね!

ハム先生

でも、自分が欲しいもの=他の人も欲しいとは限らないハム。

なお

それは・・・そうでしょうね・・・。

ハム先生

それに「自分」って、かなり特殊ハム。

なお

・・・?

ハム先生

年齢
生活スタイル
好み

全部かなり限定されてるハム。
悪くはないけど、広がらないハム

なお

じゃ、どうすりゃいいんだ・・・?

ハム先生

ここから一歩進めるハム。
「自分」と似ている人を探すハム。

なお

・・・?

ハム先生

つまり

同じ悩み
同じ使い方
同じ価値観


これを持ってる人ハム。

なお

あ~・・・。

ハム先生

その瞬間、
自分のための作品」が「誰かのための作品」に変わるハム。

なお

なるほど・・・。

ハム先生

そうハム。
ここが「設計のスタート」ハム。

たっくん

ま、自分が好きなものを作っているだけじゃ、商売にはならないからね。

なお

ま、確かに・・・。

ハム先生

それに気づけたら、ここから先は全部変わるハム。

今回のまとめ

・売れる人は「作品の前」に設計している
・最初に決めるのは「誰に売るか」
・「自分の欲しいもの」はスタートとしては正しい
・しかしそのままだと広がらない
・「自分+似ている人」に拡張することが重要

作品ではなく、「誰に届けるか」がすべての起点。

次回予告
なお

じゃあさ、それって何からやればいいの?

ハム先生

いい質問ハム。ここからが実践ハム。

たっくん

やっと具体的な話か。

ハム先生

次は「最初にやるべき10ステップ」を一気に整理するハム。

補足:なぜ「最初の一歩」が結果を分けるのか
― 実行設計と行動分解から見るハンドメイド副業の進め方 ―

ここからは少しだけ理論の話になりますが、「なぜ具体的な手順が必要なのか」を理解するために重要な部分です。

ハンドメイド副業で止まりやすい理由

ハンドメイド副業を始める際、多くの人は

何を作るか
どこで売るか
どうやって宣伝するか

といった複数の要素を同時に考えます。

しかし、この状態は一見効率的に見えて、実際には行動が止まりやすい構造になっています。

理由は、判断と作業が混ざっているためです。

人は「順番が曖昧な作業」で止まる

人間の問題解決行動は、段階的に進むことが知られています。

問題の定義
手順の分解
実行

この順序が崩れると、どこから手をつけるべきか分からなくなり、結果として行動が止まります。

これは能力の問題ではなく、設計の問題です。

行動は「小さく分解されたとき」に進む

さらに、意思決定研究では、人は複雑な課題よりも

具体的
単純
次の一手が明確

な行動を優先する傾向があることが示されています。

つまり、やることが多いほど止まりやすく、やることが一つずつ明確なほど進みやすくなります

曖昧な目標が生む停滞

たとえば

「ハンドメイドを売る」

という目標は一見明確に見えますが、実際には

何から始めるか
どこまでやればいいか
次に何をするか

が曖昧です。

この状態では、途中で迷いやすく、継続が難しくなります

結果を出すための構造

成果が出るプロセスは次のように整理できます。

全体目標
小さなステップへの分解
順序に沿った実行

このとき重要なのは、「最初の一歩」が明確であることです。

最初の一歩が曖昧な場合、その後の行動も不安定になります。

逆に、最初の一歩が明確であれば、次の行動は自然に決まります

結論:結果は「最初の設計」で決まる

ここまでの内容をまとめると、

人は順番が曖昧だと行動が止まる
行動は小さく分解されたときに進む
最初の一歩がすべての起点になる

つまり、成果が出るかどうかは「何をやるか」ではなく、「どう分解して最初に何をやるか」で決まるということです。

そして多くの場合、この「最初の一歩」が設計されていません。

やることは分かっているのに動けない
途中で迷って止まる
続かない

この状態の原因は、意志の弱さではなく、手順の不在です。

では、この手順はどのように作ればよいのでしょうか。

ハム先生

次回は、「最初にやるべき10ステップ」を具体的に整理するハム。

参考理論・文献

Locke, Edwin A. & Latham, Gary P.(2002)
“Building a Practically Useful Theory of Goal Setting and Task Motivation: A 35-Year Odyssey”
American Psychologist, 57(9), 705–717.
目標は具体的かつ分解されているほど行動と成果に強く影響することを示した目標設定理論。


Gollwitzer, Peter M.(1999)
“Implementation Intentions: Strong Effects of Simple Plans”
American Psychologist, 54(7), 493–503.
「いつ・どこで・何をするか」を明確にした計画が行動実行率を高めることを示した研究。


Bandura, Albert(1977)
“Self-Efficacy: Toward a Unifying Theory of Behavioral Change”
Psychological Review, 84(2), 191–215.
人は達成可能な小さな行動の積み重ねによって自己効力感が高まり、継続行動につながることを示した理論。

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